はじめに - 管理者変更と新たなスタート
袋井市月見の里学遊館は、2001年に袋井市の公共文化施設として開館しました。
コンサートホール、ワークショップルーム、図書館など、芸術文化活動の拠点であると同時に、プールやフィットネスルームなど健康・スポーツ活動の場も備えた、複合型ワークショップセンター(生涯学習施設)です。
公演やワークショップなど多彩なジャンルのイベントが開催され、人々が文化に親しみ、交流を深める場となっています。
令和7年4月からは、指定管理者が袋井市スポーツ協会に変更され、新たなコンセプトのもとで運営をスタートしました。
文化・芸術・スポーツがつながる、地域の創造ハブ
月見の里学習館は、文化・芸術・スポーツ・地域交流が交差する、全国的にもユニークな複合施設です。
ワークショップや講座、美術展示、創作活動で感性を育てながら、体育館やスポーツイベント、フィットネスで心と体をリフレッシュ。
芸術文化とスポーツを同時に体感できる。
まちの「知」と「感動」の拠点です。さらに、文化とスポーツを融合させた新たなプログラムを展開し、「スポーツツーリズム」の枠を超えた「ハイブリッド型ツーリズム」の推進や、子どもたちの活動の裾野を広げる「地域部活動」の充実にも注力。
文化・スポーツ・教室事業を包括的に展開し、世代を超えて参加できる“地域の新しい学びと育ちのかたち”を育んでいます。
会長挨拶 - 文化とスポーツのハイブリッドな未来へ

公益社団法人
袋井スポーツ協会 会長
溝口 紀子
このたび、袋井市スポーツ協会グループは、令和7年4月1日から令和12年3月31日まで、袋井市月見の里学遊館の指定管理運営を務めることとなりました。
あわせて本協会、来年創立80周年という大きな節目を迎えます。
この歴史の重みを胸に刻みながら、未来へ新たな挑戦に向け、袋井市月見の里学遊館の管理運営の携わることを、大きな誇りと責任とともに受け止めております。
月見の里学遊館は、文化・芸術・スポーツ・地域交流が交差する、まちの「知」と「感動」の拠点です。私たち、この大切な施設を市民の皆さまの「学」「遊」の場としてさらに発展させ、地域の活力を生み出すハブとして育ててまいります。
袋井市スポーツ協会グループは、袋井市スポーツ協会(地元に根ざした公益団体)、シンコースポーツ株式会社(スポーツ施設管理のエキスパート)、イービストレード株式会社(エンターテインメントのクリエーター)という3者が連携し、「スポーツ・文化通じたエンパワーメント」を軸に、教育委員会、前指定管理者である袋井市文化協会をはじめ、地域コミュニティ、地元企業、学校と力を結集し、施設の価値を最大限に引き出してまいります。
また、文化とスポーツを融合した新たなプログラムを展開し、「スポーツツーリズム」の枠を超えた「ハイブリッド型ツーリズム」推進。町のにぎわいを創出し、地域経済の活性化にも貢献してまいります。
さらに、令和8年には地域の部活動の完全移行がスタートします。この機会をとらえ、中学生向けの「地域部活動(レクリエーション型)」の充実」も力を入れ、文化・芸術活動の新たな環境整備を進めます。
「文化とスポーツが互いに恩恵を与え合う」――そんな新しい関係を築き、市民の皆さまが心から楽しめる場を創出することが、私たちの使命です。80年の歩みを力に変え、月見の里学遊館を、地域の誇りとなる場所へ。袋井市とともに、これからの未来を創ってまいります。ワクワクするイベント、心が躍る教室やワークショップを企画し、市民の皆さまの「日常の一部」として愛される存在を目指します。
皆さまとともに、新しい未来を築いていけることを心より楽しみにしております。
今後とも、ご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。